
タヌキ店長
くそーっ!向かいの「ヒツジ堂」め、今日も大行列じゃないか。あそこのパンなんて、ただの乾燥した草の味しかしないのに、なんであんなに並んでるんだ?

フクロウ先生
ふむ。一度行列ができると、それ自体が宣伝になるのですよ。通りがかった人は、味を知らなくても「あれだけ並んでいるなら美味しいに違いない」と思い込みますからね。

タヌキ店長
悔しいから僕も並んでみたんだよ。そしたら後ろに並んでた人が「ここ何のお店ですか?」って聞いてきたんだ。中身も知らずに並んでるんだぜ? 信じられないよ!

フクロウ先生
それが『バンドワゴン効果』です。「みんながやっているから、自分もやりたい」「流行に乗り遅れたくない」という心理です。人は他者の行動を見て、自分の行動の正しさを確認しようとするのです(社会的証明)。

タヌキ店長
つまり、「人気がある」ように見せかければ勝ちってことか。よし! バイト代を払ってサクラを100匹雇うぞ!店の前でグルグル回らせて、森一番の大行列を作ってやる!

フクロウ先生
……それはステルスマーケティング、あるいは景品表示法違反に近い欺瞞行為です。バレたら炎上して、店ごと燃やされますよ。まずは実力で最初のファンを作りなさい。
多数の人が支持している物事に対して、より一層支持が高まる現象です。パレードの先頭を行く楽隊車(バンドワゴン)に、人々がついていく様子に由来します。
「勝ち馬」に乗りたい心理
選挙で優勢と報じられた候補者に票が集まったり、ベストセラーと書かれた本がさらに売れたりするのはこの効果です。
逆に、支持されていないものを避ける心理を「アンダードッグ効果(負け犬効果)」と言いますが、判官贔屓(弱いものを応援したい心理)として働く場合もあります。
マーケティングでの活用