
謎ルールの犠牲者
先生、もう腱鞘炎になりそうです…。

ドクターL
ほう。何をしたのかね?

謎ルールの犠牲者
会社の「年賀状」です。顧客リスト500人分、全部「手書き」で宛名を書けって言われて…。

ドクターL
500枚? 今どきプリントアウトで一瞬だろう。なぜそんな非効率なことを?

謎ルールの犠牲者
部長に提案したんですけど、ダメでした。「うちは創業以来、手書きで誠意を伝えるのが伝統だ! 昔からのやり方を変えるな!」って。

ドクターL
出たな。「伝統」という名の思考停止。典型的な「伝統に訴える論証」だ。

謎ルールの犠牲者
でも、「伝統」って言われると反論できなくて…。長く続いてることには、やっぱり深い意味があるんじゃないですか?

ドクターL
意味がある場合もあるが、大抵は「変えるのが面倒」なだけだ。いいかね? ヨーロッパでは「悪い血を抜く(瀉血)」という治療法が2000年も伝統として続いたが、実際には患者を死なせるだけの無意味な行為だった。

謎ルールの犠牲者
2000年も間違ってたんですか!?

ドクターL
そう。「長く続いている」ことと「それが正しい」ことは全く別の話だ。時代が変われば、伝統もただの「悪習」になる。手書きの誠意? 読みやすい活字の方が、相手にとっても親切だとは思わんかね?

謎ルールの犠牲者
確かに! 汚い字で読めないより、印刷の方がよっぽどマシです。

ドクターL
思考を止めるな。「昔から」ではなく「今の時代に必要か」だけで判断したまえ。

謎ルールの犠牲者
はい! 「伝統」という言葉にビビらず、もう一度「効率化」を提案してみます!
こんにちは、ナースMです。
今回のテーマは、「古くから行われている」という理由だけで、その習慣や考え方が正しいと主張する誤りについてです。
なぜ変えられないの?人間には「現状維持バイアス」があり、変化を恐れます。「先人がやってきたことには間違いがないはずだ」と思い込むことで、新しいやり方を試すリスクや、頭を使うコストを避けようとするのです。
よくある症例:
対処法:「ゼロベース思考」「伝統だ」と言われたら、心の中でこう問いかけてみましょう。
「もし今日、ゼロから会社(学校)を作るとしたら、このルールをわざわざ導入するだろうか?」答えがNOなら、それは守るべき伝統ではなく、捨てるべき「遺物」です。